突然死ぬのは困る
掲載日:2023.08.01
毎日暑い日が続きますね。
北海道はエアコンなんて要らなかったはずなのに、
今年の夏はエアコン無しには過ごせないような暑さです。
猛暑の本州の人たちには「暑い!」なんて言うのが申し訳ない感じではありますが、
「北海道仕様」の身体には30℃を超える真夏日はキツイです。
5年ほど前にそれまで体験したことがない真夏日が3日ほど続いた時に、
二匹の猫が食欲を無くし胃液を吐きまくってクタっとなって動かなくなってしまいました。
このまま死んでしまうのではないかとオロオロしました。
大急ぎでエアコンを付けようと家電量販店に走った時にはすでに出遅れていて、
エアコンどころか扇風機も在庫が無くなりお店の棚は空っぽでした。
それに懲りて、翌年に夏が始まる前にリビングにエアコンを付けました。
「さあ来い、猛暑!」と手ぐすね引いていましたが、
それ以来それほどひどい真夏日は来ていませんでした。
そして今年の夏、「来たぜ、真夏日!」「どこからでもかかってこい!」という感じです。
とは言っても、ずっとエアコンを付けていると
それまでかからなかった電気代がかかるんだと気づきました。
本州のお年寄りが電気代を気にしてエアコンを付けずに亡くなっていた
というニュースを毎年耳にしますが、その気持ちがわからないでもないなと思いました。
とは言え、熱中症で死ぬのはイヤだなぁと思うし、
猫たちにはヤンチャでも元気でいてほしいので、エアコンは適切に使っています。
死ぬと言えば、私は以前から言っているように
「癌で余命半年と宣告されて、半年の準備期間を経て死ぬ」というのが希望です。
1日1日を大事に生きているので、死ぬこと自体は別に怖くも嫌でもありません。
(実際に死が目の前に来たらジタバタするのかもしれませんが。)
私にとって大事なことは、「準備期間を持って死ねる」ということです。
ところが今のところの私の傾向としては、
毎日ほぼストレスもなく暮らし(もちろんストレスをスルーするように工夫をしています)
食事もバランス良く、適度に運動もして、充実感のある暮らしをしているので、
癌になる確率はかなり低いような気がします。
逆に、一番避けたい「突然死」の可能性が普通の人より高い気がします。
まずは、「スティーブンス・ジョンソン症候群」の前科があるので、
いつどこでそのアナフィラキシー反応が起きてショック死するかわかりません。
アナフィラキシーショックと言えば、蜂にも刺されているので、
そちらのショック死も可能性がないわけではありません。
(畑仕事をしていて蜂がブーンと来ると、静かに後ずさりして逃げます。)
あとは、これは初体験だったのですが、先日マジで「死ぬかも」と思う体験をしました。
夜ベッドに入ったら、心臓の鼓動がおかしいと気づきました。
普段、鼓動なんて意識せずに暮らしているのに、
その夜は明らかに「これはおかしい」と気づくレベルの鼓動の異常さでした。
しばらくベッドで静かに横たわっていましたが、2時間経ってもおさまりません。
さすがに「これは救急車を呼ぶレベルかも」と思いました。
でも真夜中に救急車のサイレンの音なんて、ご近所さんに迷惑だなと思い、
近くのコンビニまで歩いていって「そこに来てもらおうかしら」なんて、
「タクシーじゃないんだから」って自分にツッコミを入れながら
不安の中で救急車を呼ぼうか迷っていました。
「このまま死ぬかも」と思った時に真っ先に頭に浮かんだことは、
「クライアントさんたちに残りのセッション料金を返さなきゃ!」でした。
セッション料金は前払いでいただいています。
セッションを提供していないのにお金を返さないなんて、
それこそ「死んでも死にきれません」。
「これはどうにかしなくちゃ」と、不規則にバクバクしている心臓の身で、
スマホを置いてある階下のリビングにそろりそろりと降りていきました。
東京に住む娘にラインで
「心臓の状態がおかしい。
万が一の時には、クライアントさんたちに残りのセッション料金を返して」
と送り、スマホを置いて、また二階の寝室に戻り横たわりました。
今思えば、突然そんなことを言われて娘も困ったと思いますが、
私にとっては緊急事態だったので最低限の必要事項を伝えたつもりでした。
最後に残した言葉が「クライアントさんに残りのセッション料金を返して」とは、
お葬式の時に娘と妹たちに「死ぬまで相変わらずどこかおかしかったね」と笑われそうです。
(そうそう、私はお葬式はしないつもりなので、「お別れの会」くらいでしょうか。)
そんな感じでベッドに横たわり落ち着くのを待っていましたが、
更に1時間ほど経っても落ち着かず、そのうち疲れて眠ってしまいました。
朝目が覚めると、心臓は元に戻っていました。
娘に「まだ生きてるよ」とラインをしました。
「とりあえず生きててよかった。病院に行っておいでね」と返事がきました。
病院に行って心電図など検査をして、今は異常がないということで、
たぶん「発作性心房細動」(つまり不整脈ということ)でしょうということでした。
誠実そうなお医者さんの丁寧な説明を聞きながら、
「このお医者さんに主治医になってもらいたいな」と思いました。
先生の説明では「60歳以上の人の5%くらいに起きる」とのことで、
人並みに心臓は経年劣化しているということですね。
ということで、いつまた発作が起きるかわかりません。
死ぬ間際に「死んでも死にきれない」と思わずにすむように、
セッション料金の残りの金額がわかるようにしておくことをはじめとして、
万が一の準備をしておこうと思いました。
あともう一つ、私、「睡眠時無呼吸症候群」だと自覚しています。
夜中に息が止まって苦しくなって目が覚めることがよくあります。
先日は、隣で寝ている人のイビキで目が覚めました。
かなりひどいイビキです。
「うるさいな~」と思ってから、「ん?どういうこと?」「私、1人暮らしよね」
と寝ぼけまなこで横を見たら誰もいません。
「自分のイビキだ!」と気がつきました。
「犯人は自分だ!」と気づいたら、イビキは止まりました。
マンガのようなホントの話です。
年を取ると舌の筋肉が衰えてイビキをかくようになると言います。
イビキをかくということは、気道がふさがれて脳に酸素がいかなくなるということです。
呼吸が止まることも脳に酸素がいかなくなるので、
朝目が覚めた時に頭痛がするのも「睡眠時無呼吸症候群」の特徴です。
2年前に「睡眠時無呼吸症候群」の検査をしているのですが、
その時は検査器具をつけて寝ると熟睡できなかったので、
検査結果に反映されませんでした。
一晩では検査機器に不慣れなために緊張してよく眠れないため、
今回は「一晩ではなくて、せめて三晩くらい検査してほしい」とお願いしましたが、
聞き入れてもらえず一晩のみの検査でした。
結果、また緊張してよく眠れず、無呼吸の症状はしっかりと出ませんでした。
それでも1時間当たりの無呼吸は6回ほど、
酸素濃度は80%台でしたが、それでもダメだそうです。
先の心臓のお医者さんとは違って「無呼吸症候群」を扱う医者は、
「今どきのAIでももっと人間味があるよね」と思うほど機械的な感じの人でした。
「頭痛がするなら、頭痛薬を飲めばいい」
「検査機器で熟睡できないなら、CPAP(無呼吸症候群の治療器具)をつけて眠れませんね」
「以上です」と冷たい反応です。
検査結果は大事ですが、それだけで判断するなら
「医者じゃなくて機械でいいんじゃない?」と思うような機械的な反応でした。
確かに「睡眠時無呼吸症候群」の症状は出ているのに、対応してもらえません。
どうしたらいいんでしょう。
誰か良い方法があれば教えてほしいです。
寝ている間に呼吸が止まって死んでしまう可能性があります。
ということで、私って「突然死」の可能性が高いでしょ。
イヤになっちゃうわ。
ということで、今の私にできることは、
① 万が一の準備をしておくこと
② いつ死んでも心残りの無いように今を生きること
① は、まだ不十分ですが、
② は、個人的には、やりたいことをやって今を十分に楽しんでいるし、
セッションも毎回、誠意をもって全力でクライアントさんと向き合っているつもりです。
色々な意味で「今」をしっかりと生きているので後悔はないと思います。
ただ、途中で突然私が死んでしまったらクライアントさんたちも困ると思うので、
やはり半年くらいの猶予は欲しいなというところですね。
神さまに私の最後のお願いをします。
死ぬまでに半年くらい猶予をください。
痛みや痒み(これはスティーブンス・ジョンソン症候群の時に懲りた)は無いように、
あるいはちゃんとコントロールできて大丈夫なようにしてください。
そして、(まだあるんかい!)
できたら元気なうちに日本中のクライアントさんたちに会いに行って、
「辛かった分以上に、この先の人生を幸せに暮らせるように」と
たっぷりの愛情を込めたハグをして、笑顔でさよならをしたいです。
「最後まで欲張りだなぁ」とあきれられるかもしれませんが、
最後のお願いなので、神さま、どうぞよろしくお願いします。