新型コロナウィルスに関連して
掲載日:2020.03.17
前々回、2月18日のこの欄で、「未来なんてどうなるかわからない」と書きましたが、
その1か月後に社会が今のような状況になるとは
私でなくても誰も想像していなかったのではないでしょうか。
新型コロナウィルスに関しては、誠実に社会を見ている人たちは、
1か月以上前に「このままでは感染が拡大して大変なことになる」と警鐘を鳴らしていましたが、
政府はほとんど何の手も打たずにきました。
しかし、本当に今のように様々なことが自粛・制限・中止になるなんて、
誰も具体的には描き切れてはいなかったのではないでしょうか。
私はと言うと、結局前回お休みした風邪(?)から回復するのに2週間以上かかりました。
普段なら風邪をひいても3日で回復する私が、だらだらと37,5℃程度の微熱が続き、
5日経っても回復しないので、病院に行きました。
レントゲンをとり「少し気にかかるところもあるけれど、大丈夫でしょう」と
解熱剤や咳止めなどを6日分処方されました。
その時は、「(回復するのに)6日もかからないよ」と思いました。
薬を飲んで、咳はおさまり熱も37℃程度になりました。
6日経って薬が切れると、症状がぶり返しました。
「10日以上たっても治らないなんて、新型コロナウィルスかも」と思い始めました。
「37,5℃」って、微妙な線です。
「この状態で病院に行っても、新型コロナウィルスの検査はしてもらえないだろう」と思いました。
「私は自己免疫機能が高いから、37,5℃以上の高熱にはならないけど、
これは新型コロナウィルスに感染したのかもしれない」と思いました。
再度病院に行ってまたレントゲンを撮って被ばくして体にダメージを与え、
その上でまた「もう少し様子を見ましょう」と言われるだけなら、
「自分で治そう」と思いました。
そして、「その可能性があるなら、他人に感染させないことも徹底しよう」と思いました。
受診の時には自分で車を運転していったので、
この1週間は病院関係者以外には接していません。
病院でも、奥の方で待たされました。
食材は週に一回宅配されます。
その時にも、配達のお兄さんに風邪をうつしてはいけないと思い、
クーラーボックスを玄関の外に置いてそれに入れておいてもらうようにしていました。
仕事も電話やスカイプなので、直に接することはありません。
高熱ではないので、セッションの時だけは「シャキ」っとなり、
セッションが終わると「くた~」っとなっていました。
この症状がいつまで続くのか不安ではありましたが、
これまで通り「しっかりと栄養を取りしっかり休んで自己免疫機能を高めていこう」と思いました。
いつもより少し多めにニンニクとショウガを使った料理をして、
いつも通り発酵食品や果物も取り、セッション以外は安静にしていました。
そして数日が経ち、症状がやっと改善しました。
私の自己免疫機能が新型コロナウィルスに勝った!(と自分では思っています。)
そして、「ここからあと2週間、私は他人と接触しないようにしよう」と
改めて「自分で自分を隔離する」ことに決めました。
こうして、あと数日で自分で決めた「隔離期間」が終わります。
それにしても、どうなんでしょうね。
実際のところ、私が新型コロナウィルスに感染していたかどうかはわかりません。
でも感染していたとしたら、どこで感染したか心当たりはあります。
そこに一緒にいた人たちはどうなっているのかなと思います。
私と同じ時期にその人たちに症状が出ていたとしても、
よほど重症でない限り、検査はされなかっただろうと思います。
こんなふうに検査されずに感染している人たちは大勢いるんだろうと思います。
そしてそこから更に感染が、今も広がっている。。。
高熱が続き肺炎を発症していて医師が「コロナウィルスの検査が必要」と要請しても、
「武漢への渡航歴があることという条件に当てはまらないから検査はできない」
として多くの人たちが検査を拒否されるという状況がかなり長い間続きました。
誰でも検査を受ければいいとは思いませんが、
必要な人にはしっかりと検査が受けられるようになっていれば、
日本の感染者数は今よりずっと多いことが判明すると思います。
何で医師が「検査が必要」と判断しても、検査が拒否され続けたんだろう?・・・。
「日本の感染率を低く見せたい」という思惑があるのかな?
安倍首相お得意の、「国民のことより自分の都合」を優先させたのでしょうか?
例えば「日本の感染率を低く伝えて、何としてでもオリンピックを開催したい」とか?
WHOの事務局長も言っています。
「誰が感染しているかを知らなければ、パンデミックを止めることはできない」
「疑わしいケースは、すべて検査するべきだ」と。
日本でも、これを徹底しませんか?
本当は私はここに、安倍首相に対して怒りをぶちまけたい思いが強くあります。
多くの人たちの日常を奪い、喜びや幸せや夢を奪い、生活を奪い、
多くの人を不安に陥れている責任を、
あの人はどうやって取るのでしょう。
そして、命を落とした人たちやその友人や家族に対しては?
絶対に責任なんて取りませんよね。
後手後手に回った対応に対しても、
「先手先手で私の決断で実行します!」なんて言ってるんだから。
多額の国民の税金を使って、自分と自分がひいきする人間たちだけを優遇する人。
ひどい無責任男だし、国会でも「これ以上無理でしょ」という場面で平然と嘘をつき通せる人。
公文書管理や法律の解釈など国の大事な事柄を歪めてきた人だけど、
新型コロナウィルスの対応を見て、ここまで無能で無責任な人だったのかと改めて驚いています。
今回のことは国会でしっかりと検証してほしいです。
そして政治家ばかりに任せるのではなく、私たち個人も
今回の一連の政府の対応について自分の頭で考えてみる必要があると思います。
最期に道民としてやっぱりひとこと言いたい。
すっかり政権にべったりになってしまい政府に批判が生じないような報道ばかりをしているNHKが
2月下旬のことでしたでしょうか、政府の御用「専門家」に
「どうして北海道にこれほど感染者が多いのでしょう?」と尋ねた場面を見ました。
その時の「御用専門家」の答えが、「北海道は気温が低くて、云々・・・」でした。
ここにも政府に批判が向かないようにという意図が感じられました。
私はその答えを聞いて、プチっと切れました。
「北海道の気候のせいにするな!」
1月にはすでに中国で新型コロナウィルスが猛威を振るい始めていることは知られていました。
私たち道民(少なくとも私や私の周りの人たち)は、
「今は中国の人たちを入国させるのをやめてほしい」と強く思っていました。
しかし、国がしたことは、「武漢や湖北省の人たちだけを入国制限する」というものでした。
感染が中国全土に広まっている時期にまだそんなことを言っているの?!
1月から、そして2月の雪まつりの時期を含め、
感染した可能性のある中国人たちが大勢北海道に来ることは野放しにされました。
この時期にぞくぞくと中国人観光客が北海道に来られることに、
千歳空港と札幌を結ぶJR快速エアポートを通勤通学で利用する
私の周りの人たちは学生やその家族を含め大きな不安を抱いていました。
多くの道民は、「早く中国の人たちの入国を制限してほしい」と強く願っていました。
それは差別意識からではなく、危険から身を守りたいという当然の反応だったと思います。
中国での感染拡大が言われていた時期に中国人観光客の入国を制限しなかったのは、
国民の命や健康や安全より何を優先したのか、安倍さんに聞いてみたいです。
あの時点でしっかりと中国の人たちの入国制限をしていれば、
これほど日本中に感染が拡大して多くの人たちが困難に直面することもなく、
今ほど大きな規模の財源を投入する必要もなかったのに、と思います。
あの時入国制限をしていたら、北海道の観光は大打撃を受けたでしょう。
でも、そここそ政治的判断で観光業の人たちへは補償をする策を取っていれば、
今のように日本中への大規模なダメージにはならなかったでしょう。
そういう判断ができることが、国のリーダーなのではないでしょうか。
「安倍さんは経済に強いから」「リーダーシップがあるから」と、
彼が自分と自分のひいきの人たちに多額の税金を使うことや
国の基本を捻じ曲げることに目をつぶってきた人たちに尋ねたいです。
これが経済に強い人のやることですか?
「彼にリーダーシップがあって、こんな人についていきたい」と今でも本気で思っているの?
こうやって書き始めると批判が止まらなくなります。
これ以上怒ると私自身の体調に良くないので、ここでやめます。
(でも、ちゃんと怒ることは大事なことだと思います。)
今、この感染症の影響を全く受けないで生活することは誰にとっても難しいと思います。
楽観視するのもちょっと違うと思いますが、
不安に巻き込まれて日々を送るのも賢明ではありません。
自分にできることをいつも以上に意識しながら過ごしてみましょう。
私はこれまで通りバランスの取れた食事としっかりと休養を取ることの他に、
好きなアロマを嗅いだり、心と体が喜ぶ音楽をかけたり、猫たちを抱っこしたり
(野生が強くて抱っこされるのが嫌いなサチが、なぜか最近は抱っこさせてくれます)、
「自主隔離」が解けたら、この際ちょっと高いアイスクリームも食べたいなと思っています。
映画や笑える動画を見るなんていうのも、いいかもしれませんね。
こう書いてみると、自分の五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)が喜ぶことが良さそうですね。
一日も早く私たちがこの困難を乗り越えて日常を取り戻せるよう祈るとともに、
自分の心と体を守るために自分でできることはしっかりとしていきたいと思います。