掃除機を買ったら
掲載日:2023.12.05
私は掃除機をかけるのがどうも好きではないので、
カーペットも敷かずフローリングにクイックルワイパーです。
猫が二匹いるのでクイックルワイパーは毎日かけますが、
適当に軽くサラーっという感じでかけます。
掃除機は2階の納戸にしまってあって、使うのは月に1度くらいです。
掃除機を出した時に唯一楽しいのは、猫たちの反応です。
いつもはきかんぼうの「サチ」が、掃除機のヘッドを見ただけで一目散に納戸に逃げ込みます。
いつも穏やかな「こじ」は、シッポをタヌキのように太くしながらも、
逃げずに唸り声をあげながらヘッドに猫パンチで戦いを挑んできます。
それが面白くて、ヘッドを「こじ」に向けて彼女の勇敢さを少しの時間楽しみます。
「こじ」にはストレスですよね。
(「こじ」、ごめんね。 でも、その姿が可愛い!)
そんな、掃除をするためか猫をかまうためかわからないような
我が家の掃除機は20年以上前のものです。
最近はコードレスのスティック掃除機が主流のようですが、
月に1回くらいしか使わないので「別に今のでいい」と思っていました。
階段も掃除ができるルンバが出たら欲しいとは思いますが、
(メーカーさん、研究開発してほしい!)
平面はクイックルワイパーで十分です。
そんな思いと共に先日「どっこらしょ」と納戸から出してきた掃除機は、
何だか吸い込みが悪いです。
手を当ててみると、ほぼ吸い込んでいませんでした。
とうとう寿命が来たようです。
「掃除機無し」というのは、さすがに少し困ります。
家電量販店に行ってみようかと思いながら、
「まずネットで調べてみよう」と検索したら、
「ジャパネットたかた」が出てきました。
「利益還元祭」で、いつもは古い掃除機を下取り1万円のところを3万円ということです。
7万円のスティック掃除機が4万円です。
古い掃除機を自分で処分すると手間も費用もかかるのに、
どんなに古いものでも3万円値引きして引き取ってくれるなんて、
「ジャパネットたかた」は神か!?
コードレスのスティック掃除機を買うことに決めました。
そして2日後に届きましたよ、スティック掃除機!
スタンドの組み立てを含め、そのプロセスからプチ感動でした。
軽いし、それぞれの部品がカチッと気持ちよく繋がるし、
外すときもスムーズで気持ちがいい。
ゴミ処理も簡単!
とにかく取り扱いが楽なのです。
「別にコードレスでなくてもいい」なんて思っていましたが、とんでもない。
「コードが付いていないって、こんなにストレスフリーなんだ」と驚きました。
使い始めは、コードが付いている前提で体が動いていました。
それが長年で身についていた掃除機との体感覚でした。
コードが付いていることでいかに動作が制限されていたかを、
コードレス掃除機を使うことで実感しました。
これには驚きでした。
あと、「LEDライトでホコリを照らし出す」という機能は「別に要らない」と思っていました。
ところが、これがまた私には感動モノでした。
とっても良くホコリが見えます。
「え、ここも、ここも!」
目の前に人参をぶら下げられた馬のように、
私はライトに照らされたホコリに引き寄せられて
いつもはしない部屋の隅やテレビの裏まで徹底的に掃除機をかけてしまいました。
驚くべし「コードレス・スティック掃除機」!
掃除機嫌いの私をこんなふうに軽やかに操るなんて!
新しい掃除機は、全てにおいてストレスフリーなのです。
日陰者のように納戸にしまわれていた掃除機が、
今はインテリアのようにリビングに堂々と置かれています。
私は以前より掃除機をかける頻度が上がりました。
古い掃除機の使いづらさを感じつつもそれを使い続けていた私。
新しい掃除機を買ったら、機能や使い勝手が格段に良くて、
嫌いだったお掃除が今はちょっと楽しくなっています。
こんなに違う感覚になるんだと驚いています。
新しければ何でもよいということではありませんが、
今のものが使いづらいとかストレスになっているなら「変える」という選択をすればいい。
でも、ずっと使い続けているものって、
「使いづらい」とか「ストレスだ」とさえ気づかないんですよね。
新しいものに変えて初めて、「こんなに楽ちんでストレスが無いんだ」と気づきます。
これって、クライアントさんたちの生きづらさにも言えるなと思いました。
子どもの頃から身につけてきた「毒親対応法」は、
子どもの時には危険を回避したり自分の心がそれ以上傷つかないために役に立ちました。
でも、大人になっても子ども時代と同じやり方をしていると、
人生がうまくいかなかったりストレスが大きかったりします。
今までと同じやり方ではうまくいかないのだとしたら、
違うやり方をしてみましょう。
これまで10年20年とやってきたやり方を変えるのは、
はじめは慣れないから不安だったり怖かったりするかもしれません。
でも、少しずつ変えてみたり、あるいは思い切って大胆に変えてみると、
驚くほどストレスが減ったり人間関係がラクになることはよくあります。
私は古い掃除機を段ボール箱に詰めて「今までありがとう」と感謝の気持ちと共に、
新しい掃除機を届けてくれた配送業者さんに手渡しました。
子どもの頃に身につけたやり方は子どものあなたを守ってくれたのですから、
あなたも「今までありがとうね」と感謝を込めて手放して、
「大人になった今は違うやり方にしてみるね」と新しいやり方を採用すればいいのです。
今年も残すところ1か月となりました。
今年で「さよならする古いやり方」はなんでしょう?
来年から「取り入れてみる新しいやり方」はどんなものにしましょうか?
少し考えてみませんか?
一人では思いつかなければ、セッションで一緒に探っていきましょう。
来年は、無意識に「しんどい方を選択をする」から
意識的に「本来のあなたに合った方を選択する」ようになるといいですね。