「職人」であり「アスリート」であり、「バカ」?
掲載日:2019.04.02
前回、「私が5人いたらいいな~」という話をしました。
そうやって一人で5人分頑張っていたら、体調を崩してしまいました。
睡眠時間や休む時間も、気をつけてしっかりと取っていたつもりでした。
でも、家事や学びなど「行動」は3倍速や3倍くらいの集中力でやっていたので、
体全体が疲れてしまったようです。
やっぱり「一人分の脳と体」でできることには限界があるのですね。
こう言うと、「今さら気づいたの?」とあきれられそうな気もしますが・・・。
こんなふうに「あとさき考えずに突っ走って、大きく転ぶ」というところが、
私の欠点(とは言いたくない)であり、「私らしさ」なんだなと思っています。
電池が切れたように体が動かなくなって、頭も働かなくなって、
「ああそうだ、私は病気を抱えていたんだ」ということを思いだしました。
ムリはできない病気を抱えているのに、病気のことはすっかり忘れてムリしまくりでした。
娘には「ホント、お母さんって、学ばない人だね」とあきれられます。
これまでに同じようなことを何度も繰り返しています。
「お母さんって、頭が良いんだか悪いんだか、わからないね」と言われたこともあります。
実際、数学の成績は良かったけれど、算数はできませんでした。
「お勉強はできるけど、生きる力には活かせない」というところでしょうか。(苦笑)
最近、「年を取るにつれて、子どもになっていくな」と感じます。
これまでも割とそうでしたが、これまで以上に
「他人の目」は気にせず、「世間の常識」という枠に阻まれることもなく、
「自分のやりたいこと」に夢中になってしまいます。
自分の限界なんて考えずに突っ走ってしまいます。
でも、残念なことに体は「子ども」ではないので、
「老体」はその「気持ち」についていけないという結果になります。
つまり、私は「いい年をして、自分の状況を把握できないバカ」ってこと?
まあ、バカでもいいわ。
こんな愚か者の自分が、けっこう好きだから。
世の中には、とても優秀なのに自分のことが嫌いな人はたくさんいます。
かつての私もそうでした。(自分のことを「優秀」って言ってしまう!笑)
私のクライアントさんの中にも、けっこういます。
そのような「真面目で優秀で自己否定的な人」に、
「少し(ここが大事!)おバカだけど、自己肯定的な私」が関わることが
いいんじゃないかなと最近よく思います。
そして、「勉強(はできるけど)おバカ」の私は、やっぱり学ぶことが好きです。
クライアントさんの人生や悩みについてお話を聞かせてもらっていると、
「いつまでもそこにとどまっている必要のない苦しみ」と
「しっかりと向き合うべき苦しみ」とがあるということに気づきます。
その違いに気づいてもらい、自分らしい納得した人生を生きてもらうために、
私が学びを深めていくことはとても大事なことだと思っています。
「そのためにはどんな苦労もいとわない」という気持ちになります。
私は、「人がより良い人生を生きていくことのサポーター」としては、
ある意味、「職人」であり、「アスリート」でもあるような気がしています。
どこまでも「自分の成すことの質」を追求し高めていきたい。
学べば学ぶほど、自分の「未熟さ」に直面します。
「私はこんなことも知らずに、他人の人生を応援しようとしていたのか!」
と愕然とすることがあります。
こんな時にも、「だから私はダメなんだ」と否定的にはなりません。
「私には、まだまだ成長の可能性があるんだ!」とうれしくなります。
だから学ぶことが好きです。
ああ、早く元気になって、もっともっと気づきや学びを深めていきたい。
私が「心」も「身体」も元気でなければ、
クライアントさんに良い関わりができません。
そのためにも、人にゆだねられる部分はゆだねていきたいです。
一番ゆだねたいのは、家事ですね~!
料理はともかく、お掃除はあまり好きではありません。
「お掃除しなくちゃ!」と思うと、気持ちが「どよ~ん」とします。(笑)
誰か、気立てが良くてお掃除が得意な人がいないかな?
そこだけサポートがほしいな~。
「イチロー」だって、妻の「弓子さん」のサポートがあってはじめて、
あのような素晴らしい結果を出し続けられたのだと思います。
「夫が欲しい」とは思わないけれど、
「家事が好きな人とのご縁がつながるといいな」と願っています。
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一つ、報告させてください。
この度、日本学生支援機構から「奨学金返還完了」の通知を受け取りました。
娘が小学生の時に36歳で大学に行った時の奨学金は、5年前に完済しました。
その後、40代後半で大学院に行った(途中で自主退学しましたが)時の奨学金を
返還し続けていました。
そしてこの度、その大学院の奨学金も、返還を完了できました。
経済的に非常に苦しい時にも、滞ることなく返し続けた自分を
今回はねぎらいたいと思います。
大好きなショートケーキでお祝いしようと思ったら、
ケーキ屋さんが臨時休業でした。(がっかり!)
日を改めて、絶対に「勝負ケーキ」でお祝いします!
いろいろな人に支えられて、ここまで来ることができました。
改めて、感謝申し上げます。