「お休み」と「出版」に関するお知らせ

掲載日:2018.03.06


≪深呼吸スペース: お休みのお知らせ≫
3月9日~16日まで、お休みします。
久しぶりに海外でリフレッシュしてきます。
なんてウソです。
東京で2つのワークショップに参加してきます。
「学び好き」な私としては、とても楽しみです。
合間に、全日空時代のプチ同期会などもはさみ、旧交を温めます。
この間は、パソコンを持って行かず、「東京滞在」に浸ります。
従いまして、この間にいただいたメールへのお返事は、17日以降になることをご了承ください。

≪出版に関するお知らせ≫
私の本の出版に興味のない方は、申し訳ありません、以下は読み飛ばしてください。

興味を持ってくださっている方、待っていてくださった方、お待たせしました。
やっと出版されました。
以前からお伝えしているように、「紙」の本ではなく電子書籍です。
Amazonの「電子書籍」あるいは「Kindle ストア」から、『自分の人生を生きる』で検索してみてください。
Kindleリーダーを購入しなくても、ご自分のパソコンやスマホから読むことができます。

去年から「出版します」と告知していたにもかかわらず、こんなに遅くなってしまい、
何度もお問い合わせくださった皆さん、申し訳ありません。

ここに「目次」と「はじめに」の部分を掲載させていただきます。

自分の人生を生きる
~シングルマザー歴30年~からのメッセージ

―  目次  ―

≪はじめに≫ 迷いと不安の中からスタートし、30年経った今 

≪第1章≫ 未来も描けず希望も持てない・・・不安だらけの離婚を決意
・この結婚は間違いなのか
・今の生活を子どもから奪っていいの?
・「どちらの道を選んだとしても、苦しく困難な道になるでしょうね」
・「子どもがいるのに離婚するなんて、親失格だ」・・・夫の上司からの非難
・すがすがしく聡明な女性たち
・私が子どもに与えられるもの
・言い訳をしたり誰かのせいにするよりは、前に進もう
・「実家には戻らない」という覚悟

≪第2章≫ 1歳5か月の子を抱えて、門前払いが続く仕事探し
・ひとりでは何もできない私が、ひとりで全てをしなくてはならない
・地下鉄に飛び込んで、楽になりたい
・何のために離婚をしたのか
・「できません」ではなく、「やります!」
・偏見や差別

≪第3章≫ 育てられたようには育てたくない
・母との衝突
・何度も投げつけられた「親失格!」
・保育園での意外
・娘からの問いかけ「母子家庭って何?」 
・「お父さんに会いたい」
・心に決めた「私のルール」
・滝先生と出会い、「子育て」を学ぶ
・まず、「自分が受け入れられる」ということ

≪第4章≫ 子どものために貯めたお金を、自分のために使う
・「お金がないから悲しい結果に」と「お金がなくても豊かに生きる」
・一生懸命に生きる人をサポートする援助者になるために、学びたい!
・非常識だと思われることでも、理解者が一人いるだけで前に進めた 
・「夢」が「意志」に変わった時、道が拓ける
・お金をどうするか… ここであきらめるしかないのか…
・娘に自由で幸せな人生を生きてほしいから、まずは私が幸せになる
・悩み抜いたら、いったん棚上げ
・「36歳での奨学金の申請は、前例がありません」  
・昼間は「大学生」、夕方からは「お母さん」
・児童養護施設・引きこもりの少女・子どもの虐待防止協会 で

≪第5章≫ 就職 … 「残りの人生をかけたいと思う仕事」と「別な道」
・充分に愛情をかけてもらえなかった子どもたちと共に生きたい
・「私だけのお母さんでいてほしい」という娘の言葉
・いただいた仕事でベストを尽くす
・高齢者分野のソーシャルワーカー募集
・「明日、親を殺すかもしれない」と苦悩する女性たち
・「助けたくても助けられない」制度の壁
・ソーシャルワークの先にあった「市議会議員」という仕事
・「思春期となった娘」との関わり
・そして、心と体が壊れていく

≪第6章≫ 絶望という闇 
・家に引きこもり、自分を責め続ける日々
・誰も私を助けられない
・私を支えてくれた雪の下の花
・社会を変えるのは政治ではなく、教育だ
・自分に限界線を引きたくない
・心の底にいつもある思い
・「退学」という私の選択の基準
・新しい道『コーチング』
・「聞くことを通して人を支えるプロ」になるために
・「あの時助けてもらえなかった私」を助けたい

≪第7章≫ 闇の先にあった天職・・・「セラピスト」「カウンセラー」「コーチ」
・「心から納得する人生を歩む」ことを 応援する仕事
・今を生きるシングルマザーのあなたへ
・「良い仕事を続けていきたい」あなた…「志がある」あなたへ
・「頑張り屋さん」のあなた…「生き方が上手じゃない」あなたへ
・難病や余命宣告を受けたあなたへ
・「人と違っていると感じている」あなたへ…「みにくいアヒルの子」のあなたへ
・自分の中にある「何か」をつかみたいあなた…自分の可能性に気づき、才能を発揮したいあなたへ
・「母に苦しむ娘」のあなたへ
・ご依頼いただく研修や講義など
・定時制や少年院の子どもたち

≪最終章≫ 自分の人生を生きて
・痛みや困難を乗り越えて
・誰もが、自分が納得する人生を生きられるように
・結びにかえて
       

≪はじめに≫ ・・・ 迷いと不安の中からスタートし、30年経った今  

当時29歳だった私は、1歳5か月の娘を抱いて家を出ました。まだ十分に寒さが残る北海道の4月初旬のことでした。
このまま夫の元にとどまることにも、家を出てシングルマザーとして生きていくことにも、どちらにも希望を抱けないまま、不安と孤独感の中で悩み続けた結果の決断でした。
私は昨年60歳を迎えました。あの決断から30年が経ちました。そして今、「離婚を選んだからこその困難もあったけれど、それを上回る喜びや充実感、深みのある人生だった」と心から言うことができます。
今迷っている女性たちに、離婚を勧めようとは思いません。シングルマザーとして生きるかどうかではなく、その時の自分の気持ちにしっかりと向き合って人生の選択をし、決めたからには責任を持つ覚悟で進んでいく。そのことが「自分を幸せにすることにつながる」と伝えたいです。
ですから、シングルマザーに向けてというよりは、時に迷ったり弱気になったりしながらも今を一生懸命に生きている女性たちに、この本を届けたいと思っています。
「シングルマザーという生き方を選択した一人の先輩」として、弱さも愚かさも含めた私の人生が、今のあなたに役に立ってくれればうれしいと思います。

どうか後悔のない人生を生きてください。まあ、多少の後悔はあってもいいと思いますが。
いろいろな人と接してきたり相談にのってきた経験から言えることは、歯ぎしりするような後悔は自分の人生を他人に預けた時に起こりがちだ、ということです。
どのような困難に遭遇しても、「自らの責任で自分の人生を」決めた人は、他人を恨むこともなく自ら道を切り拓いていきます。
どのような愚かな決断をしたとしても、自分で決めたことなら自分で何とかするしかありません。「自分で決める」ということは、「生きる勇気や知恵や力を自分につけてあげること」だと私は思います。